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THOSE DAYS流行歌、映画の情報などお届けします
今回は、1949年新東宝製作・齋藤寅次郎監督作品の「男の涙」を紹介する。古川緑波(ロッパ)演ずる古田先生は、「わしゃ金儲けのために医者をやっとるんじゃないよ」と、浮浪児を医学生に育て上げる。その学生を演っているのが岡晴夫である。この映画では、「憧れのハワイ航路」など10曲以上のオカッパル節を堪能できる。
その歌謡曲ばかりか、コメディアンであり、編集者・エッセイストでもある古川ロッパについても味わってほしい。
そこで、占領期の流行歌を『昭和・平成家庭史年表1926→1995』などからピックアップする。
- 1945年――
- 『リンゴの唄』並木路子
童謡『里の秋』川田正子 - 1946年――
- 『かえり船』田端義夫
『東京の花売り娘』岡晴夫
童謡『みかんの花咲く丘』川田正子 - 1947年――
- 『夜霧のブルース』ディック・ミネ
『星の流れに』菊地章子
『東京ブギウギ』笠置シヅ子
『港が見える丘』平野愛子
『夜のプラットホーム』二葉あき子
『とんがり帽子』(「鐘の鳴る丘」の主題歌)川田正子 - 1948年――
- 『憧れのハワイ航路』岡晴夫
『湯の町エレジー』近江俊郎
『君忘れじのブルース』淡谷のり子
『異国の丘』竹山逸郎 - 1949年――
- 『青い山脈』藤山一郎・奈良光枝
『銀座カンカン娘』高峰秀子
『イヨマンテの夜』伊藤久男 - 1950年――
- 『東京キッド』美空ひばり
『水色のワルツ』二葉あき子 - 1951年――
- 『上海帰りのリル』津村謙
『高原の駅よさようなら』小畑実 - 1952年――
- 『テネシー・ワルツ』江利チエミ
『ゲイシャワルツ』神楽坂はん子
『あゝモンテンルパの夜は更けて』渡辺はま子
『赤いランプの終列車』春日八郎