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　北朝鮮はプロパガンダをしていると騒いでいるが、その日本だって、かつて鬼畜米英と国民へ教え込んだし、今、北朝鮮を「悪の国」と名指すアメリカだって、さかんにプロパガンダのフェイクニュースを流していることを忘れてはならない。

　そこで、1945年7月にアメリカが制作した映画を観ていただきたい。
Ｋnow Your Enemy:Japan（汝の敵日本を知れ）であるが、これは「或る夜の出来事」「スミス都へ行く」「素晴らしき哉、人生！」などの米映画監督のフランク・キャプラと、オランダ生まれで、のちにフランスのドキュメンタリー映画家として、「ベトナムから遠く離れて」に参加したヨリス・イヴェンスが監督で制作したものである。上映時間は63分もの作品なので、じっくりと観ることだ。

　もう一つ、紹介したいものがある。今回更新したＧＨＱクラブの「Ｘ氏ヒストリー」で田中絹代を取り上げたが、占領期を生き抜き、戦後に活躍した日本女優たちを紹介した、ユーチューブにアップされている映像がある。
　それは、「日本の昔の女優さん81人（1890〜1946年生まれの）」である。

　さらにもう一つ、映画「キューポラのある街」を紹介しよう。

　脚本を浦山桐郎監督と今村昌平が共同執筆し、吉永小百合、浜田光夫、東野英治郎、菅井きんなどの出演した、1962年公開のこの作品は、キューポラ（鉄の溶解炉）がたくさん見られた埼玉県川口市を背景に、在日朝鮮人の北朝鮮への帰還運動を肯定的に描いている。北朝鮮が話題になっている今こそ、見るといろんなことを考えさせられるだろう。