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あの頃……

THOSE DAYS流行歌、映画の情報などお届けします

・『戦後値段史年表』週刊朝日編(朝日文庫)を繰っていたら、喫茶店(東京)で飲むコーヒー1杯の平均値段の移り変わりが出ていた。1945年の5円が、69年には100円、79年には280円、89年には350円~380円、95年には450円と、右肩上がり。今では、スターバックス(1996年日本第一号店オープン)やドトールコーヒーショップが全国あちこちにあり、私の家の近くのドトールコーヒーでは、ブレンド、アメリカン、エスプレッソなどがsサイズで220円とお安く飲める。「喫茶店」のあり方も様変わりで、びっくりポンだ。

 

・岡晴夫の「憧れのハワイ航路」(キングレコード)がヒットした1948年当時、占領下だったので、外国航路はGHQから認められていなかった。この作詞をした石本美由紀は瀬戸内海航路を走る船を見ながらイメージを膨らませ、歌詞を書いたと言っていたと記憶している。実際に、読売新聞の1948年1月3日付け朝刊の「世界へ結ぶ空と海 東京が極東の中心(見出し)」という記事に、「海路について、連合国総司令部は、昭和22年7月17日にアメリカン・プレジデント・ラインズほか八汽船会社の日本向け定期船を許可しており、すでにゼネラル・ゴードン号などが横浜に出入港した。 サンフランシスコ-東京間の東洋航路は350ドル、世界一周航路は450ドル」とある。そして、同名タイトルの新東宝映画(岡晴夫、美空ひばり、花菱アチャコ、古川緑波など出演)が公開されたのは50年4月1日。やっとGHQが日本船の海外定期航路の開設を許可したのは同年11月1日からである。ちなみに、JALがハワイに飛んだのは1954年のことである。そんなことに思いを馳せて、

で聴いてください。