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地方占領期調査報告

INVESTIGATION REPORT
地方占領期調査報告第31回
「新潟への進駐とジャズ」

地方占領期調査報告第31回「新潟への進駐とジャズ」

「新潟 永住計画」(https://ng-life.jp/food/10580/)の記事のひとつ、「水の都『新潟』はジャズの街でもあった!」を見てみましょう。

水の都『新潟』はジャズの街でもあった!

出典:www.niigata-jazzstreet.com

新潟を明るく元気に!
そして音楽溢れる楽しい街にしたい!
そんな願いからはじまった新潟ジャズストリートですが、実は、新潟市とジャズには深い関係があるって知っていましたか?

人の往来が頻繁な港町『新潟』

出典:photo.nvcb.or.jp

新潟は、ジャズの故郷ミシシッピー川のような大河信濃川が悠然と流れている港町です。
海を越えて運ばれてくる舶来のモノ・人をおおらかに受け入れる気質と、好奇心に富んだ気風が影響して、ジャズが広く好まれるようになりました。

第2次世界大戦後の進駐軍とアメリカ文化センターの存在

出典:photo.nvcb.or.jp

また、ジャズが広まった大きな理由として、第2次世界大戦後の進駐軍とアメリカ文化センターの存在があります。
戦勝国の陽気なヤンキーがジャズとともに上陸したのです。
新潟市にも進駐軍が駐留、アメリカ文化センターでは日夜アメリカ文化の紹介として盛んにジャズのコンサートや放送が行われたそうです。

キャバレー・クラブが多く、たくさんのバンドが活躍

出典:www.niigata-jazzstreet.com

進駐軍クラブでは、日本人ミュージシャンが演奏に招聘され、兵役中の米国ミュージシャンや慰問軍の演奏を聴く機会や、セッションのチャンスもありました。
港町新潟は特にキャバレー・クラブ等が多かったため、たくさんのバンドが活躍し、新潟へ行けばジャズが演奏できる、との噂のもと、多くのミュージシャンが仕事で新潟にやってくるようになりました。
また仕事としての演奏の他にも、自分たちのやりたい音楽をやれる場を求めていた彼らは、営業時間外の店舗でのセッションをして盛り上がっていたそうです。

 上述のように、港町新潟にも進駐軍の影響は刻印されているのです。例年、新潟ジャズストリートというイベントが開かれているようですので、関心ある向きは訪問されたらいかがでしょう。