第4回 X氏ヒストリー~占領期をどう生きたか「高松宮」 | GHQ.club

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X氏ヒストリー~占領期をどう生きたか

第4回
「高松宮」

 昭和天皇の弟宮・高松宮宣仁親王は、1987年2月3日に満82歳で薨去された。没後4年後の平成3(1991)年に、書かれていないと見られていた日記20冊が発見され、妃の喜久子さん(15代将軍徳川慶喜の孫娘)のお気持ちで公開されることになった。この高松宮日記は、大正10年から昭和22年11月5日まで、27年間にわたって綴られ、中央公論社から全8巻で公刊されている。戦争中は、大本営海軍参謀として知っていた真珠湾奇襲、ガダルカナル敗北、サイパン失陥などについて触れている。また、東條英機暗殺工作、和平工作などにもかかわり、敗北後はマッカーサーなどのGHQと駆け引きしており、激動の昭和史の貴重な証言になっている。

 

 そのへんをドキュメントしたNHKスペシャル「秘録 高松宮日記の昭和史」(1996年6月23日放送)がしっかり描いている。