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かつて活躍した横浜国際劇場に向き、松葉ずしの店頭に立つ像

PHOTO STORY写真に隠された真実

STORY.49
「美空ひばりの像が横浜に」

 みなとみらい線の「馬車道駅」で下車、大岡川にかかる弁天橋を渡り、根岸線の桜木町駅前に向かう。ここから出ている野毛大通りを、野毛2丁目、野毛3丁目と歩いて行くと、右側に「JRAウインズ横浜」(日本中央競馬会の場外馬券売り場)が見えてくる。

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 このあたりには、かつて「横浜国際劇場」や「マッカーサー劇場」の2つの大きな劇場ががあった。美空ひばりが8歳の時にデビュー、この舞台に立っているという。美空ひばりの初主演映画「悲しき口笛」もこの野毛が舞台になっている。


  • 野毛大通り沿いにあるJRAウインズ横浜。
    占領期に横浜国際劇場があった。

 ちなみに、この野毛には6つの映画館があったという。
・国際劇場(日本映画や演芸、歌謡ショー)
・マッカーサー劇場(洋画の専門館)
・文化座(日本映画)
・かもめ座(洋画の名画座)
・野毛劇場(再上映専門館で、東宝・松竹・日活3本立てを安価に上映した)
・光音座(日本映画)
・ニュース劇場(ニュース映画やディズニーの短編アニメ映画)、などである。

 この先、「宮川町3丁目」の信号で、そこを過ぎれば、左側に「松葉寿し」があり、その店の前に、ここの主人が立てたといわれる「美空ひばりの像」(横浜市中区宮川町2-55近辺)が、かつて、そこの舞台に立ったという「横浜国際劇場」の方を向いている。


  • 美空ひばりの像

  • かつて活躍した横浜国際劇場に向き、松葉ずしの店頭に立つ像

 

(文責:編集部MAO)