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No.20
「はとバスの
外国人マーケットに対する取り組み」

 敗戦後、外国との交流の制限が緩和される中、外国人観光客が利用した「はとバス」の実態についての論考がある。株式会社はとバスの代表取締役専務の米田信悟氏のレポートである。

「はとバスの外国人マーケットに対する取り組み」
 ※クリックすると資料をPDFでご覧になれます

 そこには、以下のような、1950年からの「戦後の訪日外国人の推移」が記録されている。

 1950年 訪日外国人 25,000人
 朝鮮戦争勃発
 1951年 52,600人
 1952年 72,100人
 1953年 75,400人 対日講和条約発効
 1960年 200,000人
 1964年 352,832人 東京オリンピック
 1970年 854,419人 大阪万博
 1980年 1,316,632人
 1990年 3,235,630人
 2000年 4,757,146人
 2010年 8,611,175人
 2014年 13,414,000人

 敗戦直後は、占領軍によって、外交権も貿易権も奪われ、日本人が勝手に、外国へ行くのも、外国人を迎えることも禁止されていた。この論考によって、それが許されるようになった当初の実態がわかるであろう。